◉ベスト1は
《がんばりましょう》
頑張る事は間違いじゃないですが、それなりにみんな頑張ってるわけだから必要以上に言われてもどうかと思います。
バイオリンの練習にはがんばりましょうと言う言葉はあまり当てはまらないと思います。
なぜなら努力しないと弾けないからです。
そんなに簡単に習得できるわけではないと思います。
バイオリンを弾く皆さんは頑張ってます。
小学生の頃に言われた言葉の
◉ベスト2
《姿勢良くしなさい》
みなさん言われませんでしたか?
学校の先生的には、背骨をまっすぐにして体をぴんとするのが良い姿勢と思ってる。
座っている時にもそんな感じ。
だからバイオリンを弾くときに良い姿勢をとりましょうと言うと、身体がぴんと張ってしまい弾きにくいです。
バイオリン弾く時は、体はリラックスして緩めなければなりません。時に硬直する時もありますけどね。
早いPASSAGEを弾く時などは、少し背中を丸め、前傾姿勢で弾くとうまくいきますね。
背中をぴんと張ってまっすぐの姿勢でメンデルスゾーンの交響曲やモーツァルトなどのオペラは弾けませんね。
学校で言われている事は、実社会では当てはまらないことだらけだと思います。
小学生の頃言われてたもう一つの言葉。
◉ベスト3
《一生懸命やりなさい》
まぁ、普通の人なら、何事も一生懸命やってると思いますが、これも音楽の世界では当てはまらないことが多いですね。
一生懸命お客様のために心を込めて演奏するのは大切なことですが、その一生懸命の度合いが人によって違います。
一生懸命が(ありがた迷惑)なことになることが多いですね。
【演奏すると言う事は一生懸命の自分をもう1人の自分が見ている客観性がなければまず成功しません】
オーケストラのスクールコンサートでは指揮者は楽器のお話や曲目解説とかいろいろ学生に話しながらコンサートを進めます。
一生懸命やってくれる指揮者はそれはそれはありがたいのですが、演奏しているオーケストラの人は(ほどほどの解説)で良いと思っているわけです。音楽が主体なのですから。
手を抜いてくれと言うわけではありませんが、本当の意味で《良い加減》というのが大事です。
オーケストラのメンバーがとっても嫌がっているのに、指揮者本人は《一生懸命》に楽器解説や曲目解説をしている状態??
誤解になったらいけないと思うので、一言付け加えますが、オーケストラのメンバーは『これが必要なんだ』と思ったら決められた時間内では目一杯しっかり仕事をします。
指揮者が得意になりすぎて曲目解説等の話をしすぎるときはホント困ります。
コンサートは75分と決まっているのに大幅に時間が超えてしまうとかなると、もうそれはオーケストラのメンバーは、その指揮者を信頼する事はまずないです。
もっとも、自分も反省するところがあって、以前ベートーベンのゼプテット(1時間は掛かる曲)を演奏する前に解説をした時の話ですが、、
緊張してたのか何なのか、曲目解説の話をしすぎて、演奏に入らなければならないのに、40分位喋ってたそうです。
終わってから全メンバーからめちゃめちゃ怒られました。
今ではその失敗のおかげで、今自分が何分ぐらいしゃべったかがわかるようになりました。
@がんばりましょう。
@姿勢よくしましょう。
@一生懸命やりましょう。
皆さんどう思いますか?