レッスンをしていると、つい、たくさん伝えたくなります。
ここも直したい。
あそこも気になる。
これも知っておいた方がいい。
教える側としては、どれも大切に見えます。
でも実際には、人が一度に持ち帰れることは、
せいぜい一つか二つです。
たくさん言われると、その場では分かったような気になります。
けれど家に帰ると、何を一番大切にすればよかったのか分からなくなります。
これは、生徒の理解力の問題ではありません。
情報が多すぎると、大事な一点がぼやけてしまうのです。
だから最近、私はレッスンでもセミナーでも、
できるだけ一つに絞るようにしています。
今日、何を持って帰ってもらうのか。
そこを決めてから教える。
たくさん教えるより、一つ残る方が価値があります。
音も同じです。
あれこれ変えようとするより、
一つの感覚が変わるだけで、
音は大きく変わります。
教える側に必要なのは、
たくさん話すことではなく、
何を残すかを決めること。
それが、結果として一番伝わるのだと思います。
まとめ
たくさん教えることより、 一つ残すこと。
レッスンも練習も、そこから変わっていきます。