2022/4/7 COMI✖️TEN 出演しました//あらやんのバイオリン教室YouTube開催中

🎻あらやんとバイオリン弾こか②🎻バイオリンの支え方

🎻バイオリン🎻

《バイオリンを弾く前に》

1、右手左手の指先の爪を短く切っておきましょう。

2、服装に気をつけましょう。タートルネックの服はバイオリンが普通に持ちにくくなります。肩にボタンが付いているようなシャツは雑音の原因にもなります。

バイオリンが自然に弾きやすいような服装を選んでください。

3、弓の張り方ですが、普通の弓なら中心部分で大体バイオリンの弓の太さより少し少ない張り方で良いと思います。オールドの弓で腰がだいぶ弱っているような弓はたくさん張る必要があります。また新作の弓だと腰が強いので少ない張りで弾くことができます。

肩当て使う方は正しくセットしましょう。

また顎あてはあまり高すぎくない普通のものが良いです。真ん中に付けた様なのや、バイオリンのヘリに沿って少ししかないような顎あては、十分慣れてわかってから使いましょう。

顎あてや肩当てについてのYouTubeを貼り付けておきます。

実際にバイオリンを構える時は体に対して左側の方向に45度の角度で肩に乗せるのが良いと思います。この肩に乗せると言う事ですが、、左肩の先端はバイオリンの裏板には触れません。ではどこがバイオリンと体の接触かといいますと左の鎖骨の上にバイオリンの裏板が乗るわけです。

常に鎖骨に裏板を意識できるかどうかが大切です。裏板に鎖骨が接触していないような持ち方乗せ方は間違っています。

バイオリンをどの方向、どの角度に持つのかと言うことが正しい奏法になる78割を占めます。

ココがとても大切です

ちなみに私はバイオリンのセットアップを今までに大きく3回から4回位、変更してきています。

少し話が長くなりますがとても大切なことなので読んでください。

1回目のセットアップは学生の時です。若いときにはどんな持ち方でもある程度弾けます。その時は売り出し始めたクンの肩当てでしっかりバイオリンを挟みチャイコフスキーやグラズノフやシュポアのいろんな協奏曲を練習していたと思います。その頃はオーケストラを弾くのは授業中位なものなので、オーケストラに左右されることなく自分流に弾いていたと思います。

2回目の楽器の持ち方を修正したのはオーケストラに入団して数年経ってからです。

オーケストラでは大体席は決まっているのですが、入団はトゥッティ奏者で入団したので外側に座ったり内側に座ったりすることもありました。

楽器の持ち方を工夫しないと気持ちが悪くなります。毎日結構苦労しておりました。

バイオリンをプロとしてオーケストラで演奏する人とオーケストラを関係なく演奏活動する人とでは当然楽器の持ち方は違ってくると思います。

2回目の楽器のセットアップの修正はどのようにしたかと言うと、、

まず仕事で見えなければいけないのは 指揮者、コンサートマスター、首席奏者、隣の人、そして自分の楽譜、、それらがまんべんなく見えないと仕事にならないのです。

もちろん自分の演奏するバイオリンも見るわけです。したがってこの時期はとっても悩みました。プルトが1つ下がっても上がってもかなり違うわけで、よく『外側に座っても内側に座っても全く関係がないですよ』と言う方も見受けられますが、私には絶対できないことです。

そして入団後数年して私はバイオリンのセットアップがわからなくなりました。奏法がわからなくなって焦ってました。

いちばん酷い時期だったと思います。同僚やコンサートマスター、またはセミナーに行っていろんなことを試行錯誤してたように思います。

3回目にセットアップを変えたのは、変えたと言うより自然にそうなってきたのです。それは所属しているオーケストラの首席奏者の公募オーディションがあって入団10年目にセカンドバイオリンの首席奏者に就任したことが、楽器のセットアップが完了するきっかけになったと思います。それはどういうことかと言うと常に1プルトの外側で演奏すると言う、座席が決定したと言う事が理由です。

 

常に同じ場所で弾けると言う事はとても大切なのです。常に同じ方向、同じ高さでバイオリンを支えると言う事がまず必要なのです。

趣味でオーケストラを1週間に一回、年に2回位のアマチュアオーケストラで演奏する方にとってはそんなにハードワークでは無いのですが、よく見受けられる事は練習時間がプロに比べとても長いと言うことです。これはどういうことかと言うと体が疲れると言うことです。そして奏法が我流になってくずれていくことがあります。

日本の各地のアマチュアのオーケストラの練習方法は良い方向になるように考えていった方が良いと思います。

プロのオーケストラはオペラやバレエなど練習時間が必要な時は目一杯しますが、できるだけ効率よく短い時間でリハーサルを進めていかないと本番で疲れてしまうことになります。これは奏者にとってもお客様にとっても不幸なことです。

しかしながらある時期、一定量を弾くと言う事は、楽器のセットアップを良い方向に促すきっかけになります。だからたくさん弾くのは悪いことでは無いです。しかし考えて弾かないとと毎日毎日悪い癖をつけることになります。

楽器が体から45度の角度で左側に出て自然に少し下がっている状態が良いと思います。

YouTubeで解説しているところがありますので貼り付けておきます。

次回は右手、弓の持ち方ボーイングについて、また良いボーイングを獲得するための練習方法を書いていこうと思います。

(続く)

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