2022/4/7 COMI✖️TEN 出演しました//あらやんのバイオリン教室YouTube開催中

# 音楽上の思考停止と、音を観察すること

🎻バイオリン🎻
Screenshot

私は最近、自分の音色セミナーは、

「音楽上の思考停止を解き、音を観察するセミナー」

なのかもしれない、と思うようになりました。

多くの学習者は、習ったことに縛られているというより、

自分の中で作った「当然のルール」に縛られています。

例えば、

・弓はまっすぐでなければならない
・左手は隣の弦に触ってはいけない
・指は立てなければならない
4の指は必ずトンネル
・顎でしっかり支えなければならない
・左手は強く押さえなければならない

など。

しかし本来、これらは目的ではなく、

音や響きの結果として起きる現象です。

音楽は、常に変化しています。

音域
左手の位置
フレーズ
響き
音楽の方向

それによって、弓の場所も自然に変わります。

ところが多くの場合、

「弓はまっすぐ」

という最初の基礎が、そのまま固定ルールになってしまう。

もちろん初心者にとって、

まず弓をまっすぐ動かすことは大切です。

しかし、本来音楽とは、

固定されたものではありません。

例えば、チャイコフスキーやシベリウスの協奏曲を弾く頃になると、

本当は、

・接点
bow speed
・弓の重さ
・響き

が大きく変化しているはずです。

しかし実際には、

・左手の難しさ
・音程
・暗譜
・弾き切ること

へ意識が集中し、

「音をどう作るか」

が後回しになってしまうことが多い。

私は学生時代、チェロの演奏会を本当によく見に行っていました。

チェロは、駒から指板までの距離が広く、

弓の接点の変化が非常によく見えます。

しかも客席から正面に見えるため、

「音楽が流れる時、弓の場所も流れている」

ということが、自然に分かりました。

本当に豊かな音色で弾く人ほど、弓の場所が固定されていない。

左手の響きによって、駒側へ行ったり、指板側へ行ったりする。

それは、「動かそう」として動かしているのではなく、
音楽そのものによって、自然に変化しているように見えました。

後に、

ハイフェッツの演奏やマスタークラスを見て、

私はさらに確信しました。

本当に素晴らしい演奏家は、

「これ以上指板側へ行くと雑音になる」という、ギリギリの限界を使っています。

完全に安全な場所だけではなく、崩れそうで崩れない、その境界で音を生かしている。

だから、

音が生きる

本当に超一流の演奏家は、

単に感覚だけで弾いているのではなく、

感覚を観察し、何が起きているかを理解しているのだと思います。

私は、技術だけを教えたいわけではありません。

本当に大切なのは、

「本当にそうなのか?」
を観察すること。
音を観察し

響きを観察し

なぜそうなるのかを考えること。

音楽は、固定された形ではありません。

音楽は、観察によって、

初めて生き始めるのだと思います。 🎻

同じように弾いているのに音が安定しない。その原因の多くは、左手のタッチです。指先ではなく、指の腹で弦に乗せること。それだけで音は変わります。 #bowing #violin
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