なぜプロの音は歌うのか
〜演奏中に起きている見えない世界〜
私は若い頃から、
優れた演奏家に出会うたびに考えてきました。
なぜ人の心を動かす演奏と、
そうでない演奏があるのだろう。
難しい曲を弾けることは素晴らしいことです。
高度な技術は、
長い時間をかけて積み上げられた努力の証でもあります。
私自身も、その世界の中で演奏してきました。
しかし、演奏会が終わった後に心に残るものは何でしょうか。
「あの人は上手だった」
という記憶よりも、
「あの音が忘れられない」
「あのメロディーに感動した」
という体験ではないでしょうか。
歓喜の歌でも、
ふるさとでも、
モーツァルトでも、
バッハでも、
シベリウスでも。
人の心を動かす演奏には共通するものがあります。
それは「歌う音」です。
私はこれまで、
難しい曲を弾く技術だけでなく、
誰もが知っているメロディーを
美しく歌わせることを大切にしてきました。
最近YouTubeで続けている
「あらやんの音楽図鑑」も、
まさにその思いから始めたものです。
有名な協奏曲でなくても、
ふるさと、
朧月夜、
赤とんぼ、
ダニーボーイ。
そんな親しみのある曲の中にこそ、
音楽の本質があると私は思っています。
音楽の本質は、
音符の数や難しさではなく、
一つの音に、
どれだけ命を吹き込めるかにある。
だから私は、
今も音色について考え続けています。
そして、
そのことを皆さんと一緒に考える場として、
音色セミナーを続けています。
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今回のテーマは、
「なぜプロの音は歌うのか」
です。
世の中には上手な演奏家がたくさんいます。
しかし、
上手さと感動は必ずしも同じではありません。
なぜプロの演奏は自然に歌い、
なぜ人の心に届くのでしょうか。
今回のセミナーでは、
接点・弓速・重さ・傾きといったボーイングの技術だけでなく、
演奏中に何を感じ、
何を聴き、
どのように音色を作っているのか。
そんな「見えない世界」についてお話ししたいと思います。
技術の先にある音楽。
その入口を皆さまと一緒に探してみたいと思います。
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📅 2026年7月25日(土)「なぜプロの音は歌うのか」
🕗 20:00〜21:30
🎻 オンライン開催